「要約」で成績は伸びる!東大生がおすすめするアウトプット勉強法

西岡壱誠
2025.11.20 17:26 2025.11.25 07:00

勉強する学生

東大生の多くが実践している勉強法が「要約」です。授業や本の内容を短くまとめるというシンプルな行為が、理解力を深め、記憶を定着させるのだそう。本記事では、要約が学びを加速させる理由を、西岡壱誠さんの著者よりご紹介します。

※本稿は、西岡壱誠著『マンガでわかる東大勉強法 増補版』(幻冬舎)より一部抜粋、編集したものです。

要約こそ最高の勉強法

みなさんの中にはこう思った人もいるのではないでしょうか。 

「要約するって、本当にそんなにいい勉強法なの?」

そうですよね。短い文で内容をまとめ直すなんて大変ですし、意味のあることだとすぐには思えませんよね。でも、実はこの「要約」という勉強法は、東大に合格する人のほとんどがやっていたことなのです。授業で教わったこと、本で読んだことを要約してみる。これこそ、結果が必ずついてくる勉強法です。

なぜ、要約が最高の勉強法なのか? どうすれば簡単に要約できるようになるのか? ここでは順番にそれを説明していきます。

西岡壱誠

西岡壱誠

東大生作家。1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも2浪し、3年目から勉強法を見直して偏差値70、東大模試で全国4位となり東大合格を果たす。東大入学後、『ドラゴン桜2』(講談社)の編集、TBSドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」の脚本監修を担当。2020年には株式会社カルペ・ディエムを設立し、全国の高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施して高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師への指導法のコンサルティングを行っている。

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Instagram:@issey_nishioka

マンガでわかる東大勉強法 増補版

西岡壱誠著『マンガでわかる東大勉強法 増補版』(幻冬舎)

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公立高校1年生の森島は、勉強が苦手で部活も中途半端な日々。しかし、あることがきっかけで東大を目指すことに。同じ志をもつ仲間たちと過ごすなかで、勉強に取り組む姿勢や成績が変わっていき――。マンガと具体的な勉強法の解説が交互にあるので、テンポよく読み進めることができます。

近年の共通テストでは資料やデータを用いた問いが圧倒的に増えているなど、入試傾向の変化に伴って内容の一部をアップデート。ChatGPTやスマホを試験勉強にうまく取り入れる方法なども追記し、いっそう実用的になりました。