真っ白な体操着、長持ちさせるには? 老舗に聞いた「買うときの見極め方」とお手入れのコツ

nobico編集部
2026.03.23 10:11 2026.03.23 11:50

体育館で大縄跳びをする小学生

指定の体操着がない学校も増え、「どれを選べばいいの?」と迷う保護者も多いのではないでしょうか。

体操着は汚れるのが当たり前で、何度も洗濯を繰り返すもの。できるだけ丈夫で、長く着られる一枚を選ぶにはどうしたらいいでしょうか?

今回は、数多くの学生服・体操服を取り扱ってきた地域密着型の老舗衣料店、株式会社柳屋さんに、失敗しない体操着選びのポイント、そして長持ちさせるためのお手入れのコツを伺いました。

“質が良い体操着”の条件は?

Q. 学校指定以外の選択肢が増える中で、親が商品を手に取った際、「これは丈夫で質が良い」と見極めるためのチェックポイントを教えてください。

A.生地の風合いと襟・袖口の伸縮性をチェック

まずは、生地の綿の風合いや襟まわり・袖口の伸縮性を確認してみてください。「丈夫さ」を見極めるポイントは、襟や裾を少し伸ばしたときにきちんとした形に戻ることと、洗濯後もその形状を維持できるかどうかです。

また、何よりも大切なのはお子さん自身の着心地。肌に触れたときの感じ方にも個人差があるので、お子さんの声に耳を傾けてみてください。

Q. 綿、ポリエステル、速乾、厚手…といろいろな素材がありますが、ベストな素材は何でしょうか?

A.季節に応じて使い分けができると◎

一概にどれがベストとは言えませんが、昨今は選択肢が広がったことで使い分けが可能になっています。

綿混素材は汗の吸収が良く、速乾性も高い「万能型」です。秋冬には1枚でも着やすい長袖タイプの支持も高まっています。

一方、汗をかく時期は通気性の良いポリエステルを多く含んだ素材も人気です。ただし、ポリエステル100%の素材は汗を吸収しにくいため、肌着も一緒に着用して調整してあげてください。

汚れやすいのに「白」…お手入れのコツは?

運動会で走る小学生

Q. 汚れが目立つのに「白」が体操服の主流である理由をご存じでしたらぜひ教えてください。

A.熱を吸収しにくい&清潔さを保ちやすいという説も

正しい起源までは分かりませんが、白は日光を吸収しにくく暑くなりにくいから、という話を聞くことがあります。また、汚れが目立つ色だからこそ、かえって清潔を保てるという考え方もあるようです。白衣やスクールソックスも白が主流なのも同じような意味合いかもしれません。

Q. 頑固な泥汚れや黄ばみを、生地を傷めずに落とす「最強の家庭洗濯法」はありますか?

A. ぬるま湯と固形石鹸を使った「押し出し洗い」が効果的

生地同士を強くこすり合わせると傷みの原因になります。泥汚れの場合は、約40℃のぬるま湯で軽く濡らし、洗濯用の固形石鹸を直接塗り込みましょう。その後、指で汚れを押し出すように揉み洗いをして、汚れが浮き出たらさらにぬるま湯でしっかりすすぎます。その後は洗濯機で通常通り洗濯をしましょう。

また、黄ばみは皮脂汚れなので、40℃〜50℃の少し熱めのお湯で皮脂を溶かしてから洗うのがおすすめです。

Q. やってしまいがちだけど、実は「生地の寿命を縮めるNG習慣」があれば教えてください。

A.ゴシゴシ洗いや漂白剤の付けすぎに注意

汚れを落としたいからと言って、ゴシゴシこすりすぎるのは生地を傷める原因になります。また、汚れや黄ばみを落としたいからと長く漂白剤につけるのもNGです。

真っ白な状態を保つことも大切ですが、体操服の汚れはお子さんが一生懸命に動き回った証拠でもあります。無理なお手入れで生地を傷めてしまう前に、多少の汚れには寛容になることも必要な考え方かもしれません。

株式会社柳屋

株式会社柳屋は、神奈川県横須賀市に本社を置く衣料品・生活雑貨の小売企業。1950年の創業以来、地域に根ざした店舗運営を続け、横須賀・横浜エリアで子ども服や学生衣料などを取り扱う。
公式サイト:https://yanagiya-inc.co.jp/