「いつだつて笑顔のママになる」と意気込む必要はありません。
まずは、「あなたの顔の力」があなたの思う以上に大きいことを知ってほしいのです。

 

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●子どもはお母さんの顔色を見逃しません

 
 
人は相手の顔色を見てその人を理解しようとします。
相手が不快な思いをしているのか、喜んでいるのかを判断しながら自分のとるべき態度を決めています。子どもだって同じです。
子どもにとってはお母さんほど大事な人はいませんから、お母さんの顔色には特に敏感です。
ところで私たちは自分の普段の本当の顔を知りませんし、鏡で見るとき以外はほとんど自分の顔(表情)に無意識でいることが多いでしょう。
そんな無意識で無防備な顔を、一番身近で自分の分身であると思っている子どもにしっかりとみられていることを心に留めておいてください。
 
 

●いい表情が可能性を広げる

 
お母さん自身が意識しない表情までも子どもは常に見ています。お母さんがいつも眉間に縦皺を寄せてしかめ面をしていては、子どもはどんなに緊張し、不安な気持ちにさせられることでしょう。
常にお母さんの顔色をうかがい、お母さんから注意をそらすことができません。神経質で不安傾向の強い子どもになってしまうことでしょう。
逆にいつも明るく笑顔の絶えないお母さんであれば、子どもは安心して、自分のことに集中できます。お母さんの笑顔を背後に感じながらのびのびと自分の能力を伸ばし、自信をもって新しい課題に挑戦することができるようになるでしょう。
 
 
 
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目(表情)は口ほどに物を言う
 
人の表情、特に目は心(感情)を表わす窓と言ってもよいでしょう。特に、人間の目には白目があることが豊かな表情を可能にしているとも言われています。そしてお互いにその顔色を読み合いながら、相手との交流を図り、人間関係を重視してきたのです。その上、時には「顔で笑って心で泣く」などという高度な技を使うことも可能にしています。
 
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まずは1日「+1スマイル」から

「笑顔ママ」が伸ばす子どもの5つの力

 
あなたの笑顔は子どもの一生を支える最高のプレゼント。
少しでもたくさん届けましょう。
 
 
1 笑顔がふえる
「笑顔ママ」の子どもは自然に笑顔の絶えない明るく元気な子どもに育っていきます。お母さんが笑顔で接してくれることに安心して、心のエネルギーが満たされていくのです。
 
 
2 子どもに自信がつく
子どもは心のエネルギーが満たされると、安心して物事に向かっていけるようになります。自分から意欲的にいろいろなことをやってみようとすることで、やればできるのだという自信を育んでいくことになります。
 
 
 
3 何にでも積極的になれる
「笑顔ママ」の応援を身近に感じ取りながら、子どもはいろいろなことに挑戦し自分の世界を広げていきます。
興味や関心を広げ、能力を伸ばしていくことにもなります。
 
 
4 お友だちと仲良くできる
明るく元気な子どもは、お友だちと仲良くなり、お友だちとの交流も活発になっていきます。多くのお友だちと積極的にかかわっていくことは、子どもの社会性の発達の基礎としてもとても重要なことです。
 
 
5 家族の交流が親密になる
「笑顔ママ」を中心として、家族の笑顔があふれる家庭は、子どもに楽しい幸せな時間を提供し、健やかな心身の成長をもたらすことになります。心の中に「楽しい子ども時代」という記憶を刻んでいくことでもあります。
 
 
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あなたが笑えば、あなた自身も幸せになる
 
 
「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という説を唱えた人がいます。
一見私たちの常識に反しているような気もしますが、真理も多分に含んでいます。
従って、幸せでなければ笑えないのではなく、笑って幸せになることもできます。あなたが笑えば、あなた自身はもちろんお子さんも、周りのみんなも幸せになります。「笑う門には福来る」は古来の知恵でしょう。
 
 

 
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『PHPのびのび子育て』は未来を担う子どもたちの健全な成長と幸せを願って、発刊している月刊誌です。2014年1月号の特集は「親の『顔ぐせ』が子どもの性格を決める!」です。
 
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河井英子 かわいえいこ
田中教育研究所所員。
武蔵丘短期大学を定年退職し現職。
また臨床心理士として、都内の教育委員会教育相談室相談員も務め、子どもの心と教育をテーマとしてきた。
専門は発達と学習の心理学、健康の心理学。