幸せにつながる4つのガマン
2023.11.01 13:26
2023.03.02 11:52
子どもが集団生活に適応するためには、状況によってガマンする力、自分をコントロールする力を身につけることも必要です。「PHPのびのび子育て」7月号から「幸せにつながる4つのガマン」(井戸ゆかり著)を転載でご紹介します。
※本稿は『PHPのびのび子育て』2011年5月号から一部抜粋・編集したものです
井戸ゆかり(東京都市大学人間科学部教授)
青山学院大学卒業。大妻女子大学大学院博士課程修了。学術博士。東京都市大学人間科学部児童学科教授、横浜市子育てサポート研修講師、渋谷区次世代育成支援地域協議会会長などを務める。著書に『子どもの「おそい・できない」にイライラしなくなる本』(PHP研究所)ほか。
「夜ふかしガマン」で健康もやる気もUP!
暮らしのリズムを整えることは幼い子どもにとって重要。必ず言ってきかせましょう。
Before 午前中はまだ夢の世界
ケンタ君は、ゲームが大好きでガマンができず夜遅くまでゲームをしていました。そのため、朝は早く起きられず、幼稚園でも午前中は1人でボーッとしていて友だちとの遊びに入れない日が多くありました。
After 朝からエネルギー全開!
ゲームをガマンして就寝時間を守るようになったケンタ君は、朝の目覚めも良くなり、午前中から積極的に友だちと遊べるようになりました。小学校に入学後は1時間目から積極的に授業を受ける姿が見られました。
子どもが、「まだ遊びたい」「テレビを見たい」と言って、なかなか寝ようとしないことがあっても、例えば、8時に寝ると決めているならば、「また明日遊ぼうね」と言って、ガマンすることを教えることも大切です。規則正しい生活習慣を身につけることは、健康の維持、学習意欲やその習慣づけにもつながります。