子どもの心を荒らさない! 年齢別・親の関わり方

渡辺弥生
2023.03.24 11:09 2023.03.10 21:53

できるだけ多くの人と関わる機会を設けましょう

砂遊びする親子

今、人づきあいが苦手な子が増えていると言われていますが、その原因に、核家族化や子どもが遊ぶ環境の変化などにより、人と関わる機会が昔に比べて減ってきていることが挙げられます。

コミュニケーション能力は、人と関わることで育っていくもの。親が積極的に人づきあいをしていけば、子どもが人と関わる機会も自然と増えていくので、意識していろいろな人と関わっていきましょう。

【3〜6歳】「ごっこ遊び」から「集団遊び」へ。相手との考えの違いに気づき始める

個人差はありますが、2歳くらいから自我がめばえ始め、「△△はイヤ」「○○がやりたい」などの欲求が出てきます。

3歳くらいになると友だち同士のやりとりが少しずつできるようになり、簡単なルールのもと、少人数で「ごっこ遊び」を始めます。

5歳くらいになると友だちと関われる力がつき、集団遊びの中でリーダーが生まれたり、役割分担ができるようになります。

友だちとの関わりの中で、2〜3歳くらいは「とった」「とられた」から、4〜5歳くらいは自分と相手の考え方の違いからケンカが起きることも。イメージをふくらませて遊ぶ中でさまざまなやりとりを交わしながら、相手の存在を少しずつ意識するようになります。

・親の関わり方…​子どもの気持ちを言葉で代弁する

親が先回りせず、子どもがやりたいと思った”その時”にさりげなく手を貸し「やった!」「できた!」を増やしていきましょう。

ケンカをして泣いていたら「オモチャをとられて悲しかったんだね」など、子どもの気持ちを言葉で代弁する働きかけを。子どもが自分の気持ちを理解することにつながり、感情をコントロールできるようになっていきます。

【7〜9歳】万能感にあふれ、親の言葉にも素直。ケンカをあしてもすぐ仲直りできる

笑う子ども

少しずつ周りを見ることができるようになりますが、まだまだ自己中心的で「自分は何でもできる」といった万能感にあふれているのが、この時期。親の言葉を素直に聞き、自分が思ったことは心にためず、ストレートに口に出してきます。

小学校という新しい世界で集団生活が始まり、友だちと関わる中で、言い争いなども起こりますが、あとにはひきにくく、「朝ケンカして絶交したのに帰るときには仲直り」といった単純さを備えています。

時間の流れをイメージする能力が徐々に育っていき、1週間、2週間としだいに長く見通しが立てられるようになっていくため、先を見越して不安になるということも、少しずつ出てくるでしょう。

・親の関わり方…子どもの気持ちに共感し、解決のヒントを

「小学生になったのだから」と急に突き放すと、子どもは不安になります。甘えてきたらしっかり受けとめましょう。

友だちといざこざが起きたときも、「あなたが悪い」などと”裁判官”になるのでなく、「ケンカしたらいやな気持ちになるよね」「どう言ったらいいか悩むよね」などと子どもの気持ちを受けとめ、共感した上で解決のヒントを与えましょう。