させていいこと、ダメなこと…ぶれないママになりましょう

河井英子

あなた自身を常に振り返りながら

幼児期の子どもは、いろいろなことが分かってきますし、能力的にも大きく進歩します。様々なことに対して積極的にトライしようとするでしょう。子どもの、この好奇心とやる気を大切にしたいものです。

親としての期待も膨らんでくるでしょうが、折に触れ、子どもへの期待が過剰になっていないか振り返ることが必要になります。「できて当然」ではなく、「よくできたわね」という気持ちで接しましょう。

感動した気持ちを、オーバーに表現するのも良いと思います。子どもにとって親の笑顔は大きな励みになるからです。逆に一生懸命頑張っているのに親から当然のこととして受け流されては、子どもはやる気を失います。

もう1つ、この時期に育むべき謂題として、”善悪のけじめ”を教えることも大事です。悪いことは悪いとしっかり教えておきましょう。それは、相手の立場を思いやることにもつながり、その後の子どもの心にしっかりと根づいていきます。

3~6歳頃は心の基礎が築かれる時です。それは親の心の在り方や価値観をしっかりと取り入れていくことでもあります。子どもの将来を見据えながら、親としての生き方もしっかりと見つめていきましょう。