子どもの語彙力をぐっと増やす「4つのおうち遊び」

小川大介
2023.10.02 15:41 2023.10.16 07:00

本を読む男の子

子どもは自ら育つ力をもっています。それを引き出すのは、日々の「遊び」であり、親子で笑い合う時間です。本稿では、子どもの語彙力を楽しく伸ばす「おうちあそび」の仕方を、小川大介さんが紹介します。

※本稿は『PHPのびのび子育て』2021年1月号から一部抜粋・編集したものです。

小川大介(教育家)
京都大学法学部卒業。コーチングと学習タイプ分析を融合した独自ノウハウで受験学習、幼児からの能力育成、子育て支援で実績を重ねる。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。著書に、『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)など多数。
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語彙力を育てる

勉強する子ども

多くの親御さんは、勉強に必要な力を育てたいと考えたときに、習い事やドリル、読み聞かせなど、わかりやすく頭がよくなりそうなものを取り入れがちです。

でも、子どもの力を最大限に引き出すのは、子どもが心から楽しみ熱中できる「遊び」なのです。「遊び」は子どもにとっての「学び」であり、「遊びと学びをわけない」ことがとても大事です。「遊びは遊び」「勉強は勉強」とわけてしまうと、「勉強」はどうしても「やらされているもの」になりがちです。

ここでは、勉強に必要な力が自然と身に付き、親子で楽しくできるおうち遊びをご紹介します。

第1回目は、子どもの語彙力を育てる遊びです。ことばの数は、物事に対する関心の数と比例します。語彙を増やすことが子どもの興味関心を広げるので、遊びを通し、いろいろなことばに触れさせてあげてください。

辞書引き放題しりとり

読み聞かせされる女の子

→ことばへの興味を持たせる

【遊び方】
「りんご」→「ごりら」としりとりをしていき、子どもは辞書を使って、ことばを探していい。

親子遊びで、ぜひ取り入れてほしい遊びが「しりとり」です。ことばに関する感覚が磨かれて、語彙力が増えます。幼児の場合は、絵ことば辞典を使うといいかもしれません。自然と辞書に親しめるようになり、よりたくさんのことばに触れることができます。

大人がたいてい負けるため、子どもには楽しく、何度もやりたがるかもしれません。

【MEMO】 「しばり」しりとりもおすすめ!
果物しばり、乗り物しばり、自然しばり、駅名しばりなど、「しばり」をつけると、しりとりがより難しくなります。子どもが好きな分野のテーマにあわせると、大人といい勝負になるでしょう。

頭とり

遊ぶ子ども

→語彙力だけでなく、記憶力もアップ!

【遊び方】
頭の文字、「むし」なら「む」が最後にくることばでつないでいく。
例)「むし」→「アイスクリーム」→「ココア」

しりとりの応用編の遊びです。幼児には少し難しいかもしれませんが、定番のしりとりにあきてきたら、ぜひ試してみてください。「頭とり」は、頭の中に2つのことばを置きながら考えるため、記憶力も鍛えられ、大人には脳トレになります。

逆さまことば

笑顔の子

→音読をするときに必要な力が育つ

【遊び方】
身の回りにあるものを、「はし」→「しは」というように、後ろから言う。

最初は2音か3音の簡単なものから始めましょう。「逆さことばクイズ! 『まるく』な~んだ」と、クイズ形式で楽しむのもおすすめです。人はことばを逆さに言うとき、頭の中にそのことばを一度置き、口から音として発し、耳で聞きます。文字と音が結びつきやすくなり、将来、音読の勉強をするときに役立ちます。

ことば探し

笑う子

→観察力も育ち、発想力豊かに

【遊び方】
「家の中の『糸』を探そう」と問題を出し、家の中にある、いろいろな「糸」を探す。
例)「糸ようじ」「毛糸」「糸こんにゃく」

もちろん「糸」ということばが入らないもの、クモのおもちゃ(糸を出す)などでもOK。自由に考えましょう。

他にも「家の中の『空気』を探そう!」というようなお題も楽しいです。「ペットボトルの中にある」「エアコンの風」「おじいちゃんのおなら」など、子どもの豊かな発想に驚くことも多いでしょう。子どもは家の中に何があるかよくわかっていないので、観察力も育ちます。

【MEMO】制限時間を設けて競争にしても!
3分でたくさん見つけた人が勝ち! と家族で競うのも楽しいです。もし、子どもが見つけたもので違うと思うものがあっても、すぐに否定したりせず「へえ、どうしてそう思ったの?」と理由を聞いてみましょう。そうすれば伝える力も身に付きます。