赤ちゃんのお世話で祖父母とのトラブルを生む「子育て常識のギャップ」
3歳までは、子育て、しつけのルールを共有
パパ・ママと祖父母との間でしつけのルールが共有されていないと、一番混乱するのが子どもです。3歳までは、パパ・ママ、両家で共有し、どこに行っても、ダメなものはダメにしましょう。
2歳を過ぎる頃から、子どものほうが賢くなり、「これはパパだとダメだけど、じいじに言えば大丈夫」など、使い分けてくるので、そのときは臨機応変に対応しましょう。パパ・ママと一緒にいるときとは違う世界を見せることも、祖父母の大きな役割のひとつです。
自分の親と妻どちらを守る?
パパにとって一番難しいのが、親とママの意見が分かれたときに、どちらの意見を尊重するのかということだと思います。ズバリお答えしましょう。
ママです。
祖父母、特に自分の両親とママとの関係づくりに大切なのは、自分たちが「どんな子育てをしたいのか」を固めておくことです。夫婦の考えをまとめ、「We」(私たち)を主語にしてそれを伝えてください。
よく「オレは、どっちでもいいんだけど、ウチのがこう言っているから」とママのせいにしてしまう人がいますが、これはNGです。両家の祖父母との関係づくりは、全て子どもためです。祖父母の愛がわが子に注がれるよう、良好な関係づくりに努めましょう。パパ、がんばって!
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