やさしい新米パパほど陥るメンタル不調…「パタニティブルー」を防ぐポイント
子どもの日々の成長を一緒に喜ぼう!
わが子の日々の成長を実感することが子育てを楽しむ第一歩です。とりわけ、新生児や乳児の成長はめまぐるしいものがあります。「生まれて初めて○○ができた!」と人生初体験の連続で、ワクワクします。この楽しみをママに独り占めさせるなんてもったいない! ママの方も一緒に喜びたいと思っているはずです。
子育て中、子どもの病気など壁にぶつかることもあります。でも、その壁を夫婦で力を合わせて乗り越えたときに得られる達成感は、スポーツやゲームよりもはるかに大きいです。
子育てを楽しむ最大のコツは「チーム育児」を意識することです。
「ワンオペ育児」という言葉があります。従業員一人で、24時間営業のファストフード店を切り盛りする「ワンオペレーション」が語源で、夫婦のどちらかが家事・育児を一人で担うことを指します。ワンオペ状態が続くと、楽しさよりもしんどさが募ってしまいます。
子育てはつらいことや苦しいことも多いです。でも、そうした苦しさもひっくるめて、子育てを主体的に楽しめるといいですね。
「子育て」という期間限定の一大プロジェクト
旅も楽しい経験に挙げられますが、子育ては「アナザーワールドの旅」です。赤ちゃんとの生活は、異文化の世界を旅するかのような、未知の体験の連続です。子どもが保育園・幼稚園に入園し、小学生になり、中学校に上がったりと、ステージが変わるたびに新しい世界を体験し、驚き、興味深いことも多いでしょう。
そんな変化に、最初は戸惑うかもしれません。しかし、旅と同様に、慣れるに従って徐々にコツをつかんでいくと、子育ては楽しくなってきます。
「今は仕事が大事だから、子育てはママに任せて……」と思っていると、子どもはあっという間に成長してしまいます。子育ては人類の未来を育てる大事業です。子育てという一大プロジェクトを、夫婦で楽しく乗り切りましょう。
パパにしてほしい育児1位は「遊び相手」
ママたちに聞いた「パパに日常的にしてほしい子どもの世話」は、1位が「遊び相手」でした。いつも仕事で帰りが遅いパパに対する「もっと子どもと接してほしい」というママの切実な願いかもしれません。
2位は「お風呂に入れる」でした。一人で子どもをお風呂に入れているママが多いのでしょうか。子どもと一緒に入ると、どうしても自分のことは二の次になりがちです。
長風呂にならないよう、自分の体はどこを洗ったのかわからないほど高速ですませて、子どもを洗うママ。お風呂から上がったら、子どもが風邪をひかないように急いで着替えさせて、気がつけば自分はバスタオルを羽織っただけのほぼ全裸状態。
「たまには一人でゆっくりお風呂につかりたい!」というママたちの心の叫びが聞こえてくるようです。
おむつ替えも「パパはうんちのときは替えてくれない」という声も聞きます。寝かしつけも、毎日とても時間がかかって大変という声も。
気になるのは最下位の「ほとんど何もない」という声です。いつもたくさんやってくれるから「何もない」ならいいのですが、そもそもパパに何も期待していないのでは?「あなたには期待していないから何もやらなくていい」とならないように、やはり、育児は日常的な関わりが大事ですね。
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