児童相談所が不登校に賛成した理由とは? 小1を恐怖させた体罰教室(リホさん第1話)

おがたちえ,橋本紋加
2024.05.01 10:12 2024.04.03 11:30

【漫画】おがたちえさん【親子の体験日記3④】の画像1

この記事の画像(3枚)

現在学校の先生をしているリホさんですが、実は元不登校児です。リホさんが学校に行けなくなった理由は、教師による体罰でした。

漫画家のおがたちえさんが、不登校サバイバー親子を取材。臨床心理士の橋本紋加さんによる解説とともに、体験談を連載漫画でお届けします。(毎週水曜更新)

リホさんの場合 第1話

おがたちえ リホさん編①の画像2

おがたちえ リホさん編①の画像3

おがたちえ リホさん編①の画像1

リホさんのコメント
まだ幼い年齢であっても、何となく学校には行くものだと思っていましたが、急に足が動かなくなりました。つくづく、心と体は繋がっているのだと思います。

橋本先生

臨床心理士・橋本紋加先生のコメント
体罰が当たり前なんてところに行きたくない、というのは当然の感情に思います。しかし、何が当たり前かは時代によって変わってきます。

当たり前から外れるのはいつの時代も辛く苦しいものです。リホさんもお母さまも「学校に行かないほうがよい」ということはわかっていても、その選択をするのはとても勇気がいることだったと思います。その選択ができたのは、リホさん自身やお母さま、ここでは児童相談所の方など周囲の方の協力体制からなる安心な環境があってのことです。

まずは本人にとって安心な環境を作り、今後どうしたら本人にとっていいかをそこを足場にして考えていくのがいいかもしれませんね。

ミクさん編はこちら

ヒミさん編はこちら

シュウくん編はこちら

おがたちえ

おがたちえ

Webサイトにて漫画連載をもち、キャラクターデザインなども手がける。共書に、 『繊細すぎて生きづらい~私はHSP漫画家~』(ぶんか社)など多数。

X:@ogachinpa

橋本紋加

橋本紋加

臨床心理士・公認心理師。
心療内科クリニックにてビジネスパーソンの不眠や職場不適応、不登校の子どもたちやその家族の悩みについてカウンセリングや生活習慣のアドバイスを実施。
2023年にクリニック退職後はフリーランスで活動中。