子育てにルールなし? 手探りで築き上げるバイリンガル家族の子育て法
3人の子どもたちとアメリカ人夫「おとんさん」とのアメリカ生活を撮影、編集し、日々子育てに奮闘しながらYouTubeで発信している「おかんさん」。おとんさんとおかんさんが、視聴者の質問に答えます。
バイリンガル家族の「子育てをする人へのアドバイス」とは? WHTチャンネル著『アメリカ在住3児ママの気張らない子育て法 子育てに正解はない! 家族が笑顔になる子育て』から紹介します。
※本稿は、WHTチャンネル著『アメリカ在住3児ママの気張らない子育て法 子育てに正解はない! 家族が笑顔になる子育て』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集したものです。
WHTファミリープロフィール
子育てにルールはない 手探りしながら育てていく
おとんさん:コメントの中に時々あるのが「これから結婚する人や子育てをする人にアドバイスをください」っていうものだけど、これについてはうちの家族からのアドバイスは聞かん方がええわ(笑)。うちは子育てで検討会議とか家族会議とかをやったこともないし、YouTubeを観てもわかる通り、めちゃくちゃだしな。実際にいろいろやってみて、「これはあかんわ」「これはいいよね」ってやってるよね。
おかんさん:そうね、これに関しては夫婦2人でどうしたらいいのかを見つけながら、家族を築き上げていただくのがいいんじゃないかな。やり方にルールはないし、そうして築き上げたものがその家庭の個性にもなるしね。「こう!」って決めつけないで、手探りでやっていくのが家族だったり子育てなんじゃないかなって思うねんな。YouTubeで見えている私たちはほんの一部でしかないし、実際はいつも裸でうろちょろしてるしね(笑)。「寒い」って言ってんのに、今日もパンツ一丁でいたから、「服を着てね」って言って。
楽しいことを率先して親がやる
おとんさん:でも、外に出かけることが少ない家族だから、そういう悪い面を見せずに済んでいるっていうところもあるよね。
おかんさん:学校に月~金曜まで行って、土曜日は日本語の補習校に行っているから、子どもたちは疲れてんねんな。だから日曜日とか「あんまり外は行きたくなーい!」とか言われて。よく、「どうやったらあんないい子に育てられるんですか?」って質問もされるけど、楽しいことを率先して親がやるっていうのは心がけているかな。でも「楽しいよ」っていくら親が言っても、全然参加してくれないこともあるけど(笑)。
おとんさん:実際、言葉は悪いかもしれないけれど、実験的に育てているわけでしょう? だからいろいろやってみながら、「それは良くない、これがいい」とかを見つけてきた感じだね。
子どもたちを叱るのはおとんさんの役目
おとんさん:子育てのルールはないとは言っても、結婚する前から「子どもは3人が理想だね」とか、そういう漠然とした家族のあり方やイメージというものを2人で話していたよな。そうしたイメージを共有していたくらいで、あとはなるようになるというか。
おかんさん:私はあんたのこと信じていますんで、恐ろしい子育てをすることはないだろうと思っていますよ。
おとんさん:でも、子どもにガミガミ言うのは6、7割ほど俺だよね。おかんさんは、どうしてもやってはいけないことを子どもたちがしたときにはもちろん怒るけど、それでも大体許してしまう。いつも怒っているのは俺。
おかんさん:私はつねに子どもたちのそばにいるから、ガミガミ怒ってもキリがないやん。それはどこのお母さんも同じだと思うで。つねに怒っていたら自分の体が持ちませんのでね。お母さんは疲れてて怒るのもしんどいから、大体のことはOKになってしまうのですよ。そうしているとあんたが帰ってきて、子どもたちは怒られる(笑)。大体どこの家も同じや。
おとんさん:確かにお前は黙ってしまうときがあるな。大体怒っているのはお弁当箱をバッグから出さないときだね。子どもたちが学校から帰ってきて、お弁当箱を出さないって一日1回は怒っているな。
おかんさん:お弁当箱を出さないのは、大体はりな。あの子は何度言っても出してくれへんし、バスの中にお弁当箱を忘れてくるタイプやろ。てらなんて、違う子のお弁当箱を持って帰ってきたこともあったし(笑)。そんなことあるんやな。
『アメリカ在住3児ママの気張らない子育て法 子育てに正解はない! 家族が笑顔になる子育て』(WHTチャンネル/KADOKAWA)
「子育てって、こんなに肩の力を抜いていいんだ!」アメリカ在住3児ママYouTuberのWHTチャンネルが、YouTubeでは語り尽くせない子育て論を初公開! フォロワー14万人を超えるWHTチャンネルの3児のママが優しく、独自の子育ての論を教えてくれました。