羊水塞栓症とは? 出産後に突然起きた体の異変
出産時にごくまれに起こる「羊水塞栓症(ようすいそくせんしょう)」。
羊水が母体の血液中に入り込むことで発症するとされており、発生頻度は非常に低いものの、母体の死亡率が高いことで知られる重篤な合併症です。
原因はいまだにはっきりとわかっておらず、予防が難しいとされています。
そんな羊水塞栓症を、第一子の出産時に経験したAさん。奇跡的に命を取り留めた体験を語ってくださいました。
※この記事は、出産時にAさんが実際に経験し、感じたことをもとに構成されています。医学的な一般論ではなく、あくまで一個人の体験と主観に基づいた内容としてご覧ください。
はじめての出産は思い通りにいかず
30代半ばで第一子を出産しました。陣痛が来てから無痛分娩ができる病院を選んだのですが、予定日を過ぎてもなかなか陣痛が来なかったため、医師の判断で結局陣痛促進剤を使うことになりました。