子どもの笑いと涙を引き出す!読書感想文におすすめの本
夏休みと言えば読書感想文の宿題。しかし、「なかなか子どもが本を読もうとしない」「集中して読まない」と悩む親御さんも多いのではないでしょうか。
子どもが本当に「おもしろい!」と感じる本でなければ、素直な感想はなかなか引き出せません。
楽しみながら読めて、自然と感想が湧いてくるおすすめの本を、『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』のブックガイドよりご紹介します。
※本稿は青木伸生 (監修),粟生こずえ (著)『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』(Gakken)より一部抜粋・編集したものです。
ゲラゲラわらえる・わくわくする本
『異種最強王図鑑 天界頂上決戦編』
世界各地の神話などに登場する神さまたち、ドラゴン、英雄たちがトーナメントでバトルし、「最強」を決める図鑑です。
この他、「動物」「昆虫」「恐竜」などの最強王図鑑シリーズがあります。
健部伸明 監修/なんばきび・七海ルシア イラスト/Gakken
『せんたくかあちゃん』
服だけでなく、子どもたち・ねこ・犬など、何でもかんでもせんたくしてしまうかあちゃん。あらい終わったものを庭いっぱいにほしました。
それを見たかみなりさまが地上に落ちてきました。さて、かあちゃん、どうする。
さとうわきこ 作・絵/福音館書店
『あるかしら書店』
ふしぎで、おもしろくて、わらえる本、「あったらいいな」という本や、本にまつわる夢いっぱいのグッズがおいてある「あるかしら書店」。
それらの本をもとめて、今日もお客がやってきます。
まんがを読む感覚で読めて、本に対する著者の愛情が感じられる一さつです。
ヨシタケシンスケ 著/ポプラ社
『おしりたんてい むらさきふじんの あんごうじけん』
「フーム、においますね」が口ぐせのおしりたんていが、その助手ブラウンをともなって、事件やなぞをかい決していくお話です。
「おしりたんてい」はシリーズ化されていて、さまざまなお話を読むことができます。
トロル 作・絵/ポプラ社
心温まる・なける本
『ルドルフとイッパイアッテナ』
ふとしたことから大都会・東京へやってきた黒ねこのルドルフ。文字の読めるトラねこのイッパイアッテナと出会ったことで、ノラねことしての生活が始まります。
人間顔負けの、ねこたちの友情物語。
斉藤洋 作/杉浦範茂 絵/講談社
『ハニーのためにできること』
ふたばは、なくなったおばあちゃんの愛犬・ハニーをかうことになりました。ハニーは老犬で、やがて病にかかり、安らかな死をむかえます。
生き物をかうことの意味、命によりそうことの大切さを考えさせられます。
楠章子 作/松成真理子 絵/童心社
『おじいちゃんとの最後の旅』
がんこで、言葉づかいがらんぼうなおじいちゃん。でも、「ぼく」は大すき。
おじいちゃんは入院していて、先が長くはありません。「ぼく」は、おじいちゃんの願いをかなえるため、「最後の旅」を計画します。
ウルフ・スタルク 作/キティ・クローザー 絵/菱木晃子 訳/徳間書店
『レンタルロボット』
健太は、ふしぎなレンタル・ショップで、弟ロボット・ツトムをかりました。
ひとりっ子で弟がほしかった健太は、ツトムをかわいがり、なかよくすごしていましたが、ひょんなことからけんかをしてしまいます。
滝井幸代 作/三木謙次 絵/Gakken
青木伸生 (監修),粟生こずえ (著)『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』(Gakken)
読書感想文の”あるある”な悩みを、この本が解決!
この本の特長は、なんといっても「空欄を自分でうめるだけで、簡単にしっかりした感想文が仕上がる」という点です。
「読書感想文をあなうめで仕上げる!? そんなのアリ!?」
と思ったそこのアナタ。「あなうめ」ってそんなに悪者ではないんです。
作文がニガテな人にとっては、型が決まっている「あなうめ」はとても役に立ちます。
この本なら、
・あなうめしながら「文の組み立て」方が学べる!
・あなうめだから、自分の「感想」に集中できる!
読書感想文が苦手なお子さんはもちろんのこと、読書感想文の書き方を教える自信がな大人にもお勧めしたい1冊です。