教師が伝えたい「いじめの標的にならない子」の3つの共通点 

熱海康太
2025.08.15 15:03 2025.08.15 14:00

後ろ姿の小学生

「いじめられやすい子」の特徴はよく聞くけれど、「いじめられにくい子」って一体どんな子? いじめる側の子どもは「面倒なことを嫌う」傾向が強く、抵抗されると標的を変える習性があります。そういった子とどう向き合うかが重要になります。

元公立学校教員で、現在は教育現場で「先生の先生」として活躍する熱海康太さんが、多数の教育書執筆経験と豊富な現場経験をもとに、我が子をいじめから守るために必要な力をお伝えします。

我が子をいじめから守る!科学的に「いじめを受けない子」の意外な共通点3つ

「いじめを受けやすい子」の特徴はよく語られますが、「いじめを受けにくい子」の特徴については意外に知られていません。実は、いじめの標的になりにくい子どもには、科学的に裏付けられた共通の特徴があるのです。

今回は、保護者の皆様に向けて、研究に基づいた「いじめを受けにくい子」の3つの特徴と、それを育むための具体的な方法をご紹介します。これらの特徴は、生まれつきの性格ではなく、日常の働きかけで育てることができる能力なのです。

特徴1:毅然とした対応ができる「行動の覚悟」を持っている

考える小学生

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi