子どもの「話す力」がつく小さな習慣

波多野ミキ
2023.10.13 16:27 2023.02.20 23:04

3つの土台を就学前につくろう

話力を高めるためには、何か特別なことをしたり、習わせる必要はありません。答えは家庭の中、あなたの接し方にあるのです。

【1】ふだんの会話を弾ませる

親を見上げる子ども
(※画像はイメージです)

1つのことが上達するためには、経験が必要です。「話すこと」だって同じです。毎日たくさん話していれば、だんだん上手になっていきます。夫婦で、親子で、たくさん話をしてください。

「はい(うん)」や「いいえ(ううん)」では答えられないような質問をしてください。「今日、幼稚園でだれと遊んだの?」などです。そうすれば、どんなことをして遊んだのか、どう感じたのか、など、次々に話は進んでいくでしょう。

【2】読書の喜びを共有する

父親と男の子
本の読み聞かせをしていると、いろいろ質問してくることがあります。そんなときは、「黙って聞きなさい」などと叱らないで。せっかく、本の中に興味のあることを見つけたのに、叱られたのでは、本を読んでもらうのが楽しくなくなってしまいます。

質問に答えていると、脱線して、終わりまで読めないかもしれません。それでもいいのです。本の読み方にきまりはないのです。本を読むことは楽しいと感じることが大事なのですから。

【3】家庭を1番安らげる場所にする

子どもの「話す力」がつく小さな習慣の画像1
お子さんは、お家の中で、どんな様子ですか? 楽しそうに、幸せそうにしているでしょうか? 幼稚園は楽しいし、お友だちと遊ぶのも楽しい、だけど、家に帰ってくると安心して、落ち着ける。居心地のいい場所であることが大切です。

そんなことと話力とは関係ないと思われるかもしれませんが、そうではないのです。子どもの話す力を高めるためには、安心していられる、楽しい家庭が必要なのです。

波多野ミキ

波多野ミキ

一般財団法人波多野ファミリスクール理事長。早稲田大学文学部仏文専修、東洋大学文学部教育学科卒業。「母親は子どもにとって最初の先生」という立場から子育て、しつけを提唱。著書に、『子どもが一週間で変わる親の「この一言」』(三笠書房)など多数。