わるいガマンをさせてない? 子どもにガマンを教えるコツ

井桁容子
2023.03.09 13:58 2023.03.09 13:51

ガマンを教えるために大切なこと

肩車をする親子

ガミガミ叱ったり、命令したりしなくても、ガマンは十分に教えられます。

・まずは子どもの気持ちを受けとめ、わかりやすい言葉で説得する

たとえば、夕方、子どもが公園から帰りたがらなかったら、「ブランコおもしろいものね。いつまでも遊びたいよね」と子どもの気持ちを受けとめ、共感しましょう。

その上で「真っ暗になっちゃったら、おうちに帰るときに危ないよね」「ママ、おなかが空いて倒れそう〜」など、わかりやすい言葉で帰らなければならない理由を伝えます。

子どもが聞き入れない場合は、時々はとことん遊びに付き合ってみてもよいでしょう。自分の思いを受け入れてくれた人への信頼感が増し、次の時にガマンする力の支えになります。

そして、親の提案を受け入れてくれたら、「明るいうちに帰って来られてよかったね」「ママ、ごはんを食べられて嬉しいな。ありがとう」など、子どもがガマンしてよかったと思えるような言葉を添えましょう。

この一連のかかわりを積み重ねていけば、自然とガマン力は育っていきます。

・生活の中で大人が見本を見せる

子どもは身近な大人をよく観察しています。普段から大人がガマンしている姿を見せるだけでも、子どもに十分ガマンを教えることができます。

たとえば「お菓子を食べたいけれど、夕ごはんがおいしくなくなるからやめておこう」と子どもの前で言ってみましょう。そして夕飯のときに、「ああ、ごはんおいしいな。やっぱりお菓子を食べなくてよかった」とまた言葉にしてください。

もちろん「昨日の夜遅く食べちゃったから、朝、おなかが痛くなっちゃった」という失敗体験も隠さず見せていきましょう。子どもはあなたを見て、「こうするとこうなる」という見通しをもてるようになります。

自分が同じ立場になったときに、身近な大人の姿を思い出して、ガマンにつなげていくこともできるようになるのです。

・子どものタイプに合った言い聞かせ方をしよう

自己主張が強い子には、抱っこして「そんなに泣かなくても、ママわかるよ」と落ち着かせてから、「でもね。○○だからガマンしようね」とやさしく説得しましょう。

一方、あまり自己主張せず、ガマンしてしまう子には、「○○ちゃんは、どうしたいのかな? ママに教えて」とまず自分の思いを表現させます。

言う通りにしてやれないときは「△△は無理だけど、○○ならできるよ、どうする?」と、相談しながら折り合いをつけていくといいでしょう。