おいしそうなゼリーが実は木製? SNS騒然の「本物そっくりの木彫り」が生まれるまで
本物そっくりの木彫り作品をSNSに投稿し、見る人を驚かせる木彫り作家・キボリノコンノさんが、初めての絵本『なにができる?』(PHP研究所、2023年9月23日発行)を発表し、さらに注目を集めています。
絵本制作するにあたり、木彫り作品はすべて新作にこだわったそうです。木のかたまりが「とんとん」「ぎこぎこ」「さくさく」と切られ、削られていく過程を子どもたちに見せることで、「なにができる?」と想像しながら読んでほしいと考えたとのこと。
登場する木彫りは、ゼリーやホットケーキ、ミニトマトなど、子どもたちが好きな食べ物の中でも「ぷるぷる」「ふわふわ」「じゅくじゅく」など、木とは思えない質感のものばかりで、思わず顔を近付けて見入ってしまいます。
観察力や想像力から好奇心、モノづくりへの興味まで、子どものさまざまな可能性も育む助けになりそうです。
また今作『なにができる?』と2023年8月に発売された作品集『キボリアル』(玄光社)の発刊を記念し、「キボリノコンノ展」が開催されるとのことで、本に収録された木彫り作品の制作工程や実物を間近で見られる貴重な機会となりそうです。
『なにができる?』(キボリノコンノ作、PHP研究所刊)
SNSで話題沸騰中の木彫り作家、キボリノコンノが贈る初絵本! 木がとんとんざくざくと形を変え、できあがったのは……!? 「なにができる?」というワードと共に、「木」がおいしそうな食べ物に大変身! 登場する食べ物は「じゅくじゅく」「ふわふわ」など、どれも木とは思えない質感ばかり! 本当に木? と疑ってしまうほどのクオリティですが、よ~く見ると……?
「なにができる?」の難易度もUP。一人読みにももちろん、友だち同士、家族みんなでもコミュニケーションを取りながら楽しめること間違いなしの1冊!