「教室が怖い…」不登校のきっかけは運動会の練習?(ミクさん第1話)

おがたちえ,橋本紋加

この記事の画像(3枚)

先生と教室に恐怖を感じる…小6のミクさんが不登校になったきっかけは、運動会の練習でした。

漫画家のおがたちえさんが、不登校サバイバー親子を取材。臨床心理士の橋本紋加さんによる解説とともに、体験談を連載漫画でお届けします。(毎週水曜更新)

ミクちゃん・かめママさんの場合 第1話

かめママさんのコメント
この頃は、ミクがどれほどのストレスをこれまでに溜め込んできたかを想像できていなくて、目の前で見えている状態だけでミクの辛さを受け止めていた気がします。 体に出てきた時には既に限界を超えてSOSを発していることを、周りの大人が見落とさないことがとても大事です。

ミクさんのコメント
私が学校に行きたくないと言った時に、何も言わずに休ませてくれたのは、本当にありがたかったです。

臨床心理士・橋本紋加先生のコメント
かめママさんはミクさんに不登校のキッカケをきちんと聞くことができたのがとてもGoodですね。理由を聞く方も言う方もとても怖くて不安だったのではないかと思います。

理由を言語化できない場合もたくさんありますし、本人にも理由がほんとうにわからないこともあります。
理由はわかっているけど、言いたくないときもありますが、ミクさんは理由を教えてくれました。
本人の正直なところを聞いてみて、言ってくれたものは否定せず、言えない・言いたくない場合も無理に明らかにしようとしないようにすることが大切です。