不登校の子を殴ってでも学校に行かせようとする親 学校の先生の対応は?(サトシくん第3話)

おがたちえ,橋本紋加

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不登校のサトシくんに対して、お父さんは厳しく接し、時に暴力を振るってまで学校へ行かせようとしていました。

そんな中、長い間サトシくんを見守っていた担任の先生が、サトシくんのお父さんにある説得をします。

漫画家のおがたちえさんが、不登校サバイバーを取材。臨床心理士の橋本紋加さんによる解説とともに、体験談を連載漫画でお届けします。(毎週水曜更新)

サトシくんの場合 第3話

サトシくんのコメント
担任の先生が中学を通して頼りになる味方でいてくれた(時折厳しかったですが)のはとても大きかったです。

臨床心理士・橋本紋加先生のコメント
中3になって、周りの生徒たちも成長すると「フツウでないこと」を受け入れられるようになってきます。そんな中で気の合う友人ができると、学校に行くモチベーションもできて生活習慣も整えようという気になってきて…という好循環が、この頃のサトシさんに起こっていたように思います。先生がお父さんを説得してくれたのも、こういったサトシさんの状態があったからではないでしょうか。

不思議なことですがその人の準備ができていると、偶然のようなことが続いていい方向に進むということはよくあることなのです。