「自分の子の発達遅れ」を受け入れられなかったママ医師が、子どもの前で初めて泣いた日

西村佑美
2024.10.09 09:09 2024.10.07 16:00

『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より

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最重度自閉症のきょうだい児として育ち、障害児家族に寄り添える仕事がしたいとの想いから医師を志し、現在は発達専門の小児科医として多くの親子の悩みに寄り添っている西村佑美さん。

しかしそんな西村さんには、ご自身のお子さんの発達に悩んだ過去があります。発達外来で診療をする立場でありながら、子どものの発達特性を客観的に見られず、なかなか受け入れられなかった過去があるそうです。

息子さんの特性を受けいれるきっかけとなった出来事とは? 西村先生の体験談を、著書『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より抜粋してご紹介します。

※本記事は、西村佑美著『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)より、一部を抜粋編集したものです。

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『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より

『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より

『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より

『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より

『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より

『発達特性に悩んだらはじめに読む本』より

西村佑美

西村佑美

発達専門小児科医/一般社団法人 日本小児発達子育て支援協会 代表理事。

日本大学医学部卒。小児科専門医。子どものこころ専門医。日本大学医学部附属板橋病院小児科研究医員。三児の母。最重度自閉症のきょうだい児として育ち、障害児家族に寄り添える仕事がしたいとの想いから医師を志す。

2011年から日本大学医学部小児科医局に所属し、小児科医として大学病院に勤務。以降、のべ1万組以上の親子を診てきた。第一子出産後に発達障害についての専門性を深める中、自身の子にも発達特性があることが発覚。当事者家族として本格的な療育や知育、バイリンガル教育を行った経験を活かし、地方病院と大学病院で発達専門外来を新設する。しかし、医師という立場で育児の悩みに寄り添うことに限界を感じ、2020年「ママ友ドクターR」プロジェクトを始動。SNSでの情報発信や、主宰する「子ども発達相談アカデミーVARY」での活動等を通し、子育てに悩むママたちの支援を行ってきた。

2024年、特性に対する新たな価値観と支援の場を社会に生み出すことを目的に、一般社団法人 日本小児発達子育て支援協会を設立。

Instagram:@mamatomo_doctor

発達特性に悩んだらはじめに読む本

発達特性に悩んだらはじめに読む本』(西村佑美著/Gakken)

一般の小児科での診察や発達専門外来で、のべ1万組以上の親子を診た臨床経験、特性のある子の子育ての実体験をもとにした、医師&ママ目線でのアドバイス、指導を強みとした、西村佑美医師初の著書!