7歳からの子育て キーワードは「見つめる」!
日々の心情を見つめる
悔しい涙にがっかり涙、ふくれっつらかと思ったら、もう笑ってる! 毎日いろんな顔を見せてくれる子どもたち。ストレートでわかりやすいのが幼児期の子どもたちです。
しかし児童期になるとこうした感情表現が控え目になってきます。というのも、怖がったり、すぐ泣きだしたり、騒いだり、といった大げさな表現が子どもっぽいと感じ始めるからです。
さらに友だちから指摘を受けたり、大人の真似をしたりすることで、感情的な反応が控え目になり、その代わり言葉やしぐさなどで示すようになります。また怖いけれど強がるなどの、本当の気持ちとは反対の表現も増えてきます。
こうした子どもたちの毎日の心情や思いを感じとるには、ただ見るだけではない”見つめる”ことが必要になります。
反射から対応へ、接し方を変える
幼い子どもを守るには、「危ない!」ととっさに声を出す、道に飛び出しそうになったら掴まえるなど、考えるより先に動かなければいけないことが多くあったと思います。
また、お菓子や飲みものを開ける、高いところにあるものをとってあげるなど、当然子どもにはできないであろうことを見越して、ぐずる前にスッとやってあげることが習慣になっているお母さんもいらっしゃると思います。
子どもが7歳になったら、これまでに身についた幼児向けの反射的なサポートを、児童向けの意識的サポートに変更する時期です。そしてその第一歩が”見つめる”なのです。意識的に対応するサポートは、相手をよく見つめて、子どもを知ることから始まります。
本当に危険な場合をのぞいて、まずは口と手を封印して見つめましょう。 そうして、”どんなサポートをすると子どもがより成長するのか””子どもに学んでもらうためにはどんなサポートが必要なのか”を考えながら、一拍置いた対応を心がけましょう。
7歳からは、見つめて、待って、ちょっと話す(PHP研究所)
7歳からは、今までと接し方を変えたほうがうまくいく! 「見つめる」「待つ」「ちょっと話す」の3つのコツで自分で考え、のびのび行動できる子に育つアドバイスを紹介しています。