赤ちゃんのお世話で祖父母とのトラブルを生む「子育て常識のギャップ」

ファザーリングジャパン
2023.09.12 14:54 2023.10.16 11:50

3歳までは、子育て、しつけのルールを共有

笑う赤ちゃん

パパ・ママと祖父母との間でしつけのルールが共有されていないと、一番混乱するのが子どもです。3歳までは、パパ・ママ、両家で共有し、どこに行っても、ダメなものはダメにしましょう。

2歳を過ぎる頃から、子どものほうが賢くなり、「これはパパだとダメだけど、じいじに言えば大丈夫」など、使い分けてくるので、そのときは臨機応変に対応しましょう。パパ・ママと一緒にいるときとは違う世界を見せることも、祖父母の大きな役割のひとつです。

自分の親と妻どちらを守る?

会話する夫婦と子ども

パパにとって一番難しいのが、親とママの意見が分かれたときに、どちらの意見を尊重するのかということだと思います。ズバリお答えしましょう。

ママです。

祖父母、特に自分の両親とママとの関係づくりに大切なのは、自分たちが「どんな子育てをしたいのか」を固めておくことです。夫婦の考えをまとめ、「We」(私たち)を主語にしてそれを伝えてください。

よく「オレは、どっちでもいいんだけど、ウチのがこう言っているから」とママのせいにしてしまう人がいますが、これはNGです。両家の祖父母との関係づくりは、全て子どもためです。祖父母の愛がわが子に注がれるよう、良好な関係づくりに努めましょう。パパ、がんばって!

関連書籍

家族を笑顔にする パパ入門ガイドの画像1

家族を笑顔にする パパ入門ガイド(池田書店)
「今は仕事が大事だから、子育てはママに任せて…」と思っていると、子どもはあっという間に成長してしまいます。子育てという一大プロジェクトを思いっきり楽しむために、日本最大級のパパ団体が、ノウハウを総動員し、「笑っている父親になるための極意」をまとめました。